プログラム
オープニングレクチャー
「小児内分泌科医が学ぶ子どもの性別違和の心理」 | |||
演者: | 佐々木 掌子 先生(明治大学文学部心理社会学科臨床心理学専攻 准教授) | ||
<会長からのコメント> 佐々木先生は、トロントで子どもの性別違和について学んできた臨床心理士で"ほんもの"です。GID(性同一性障害)学会の理事なども務めています。 |
特別講演1 (男女共同参画・ワ-クライフバランス委員会 共同開催)
「多様性を受け入れる社会に向けて:ジェンダードリサーチのススメ」 | |||
演者: | 大隅 典子 先生(東北大学 副学長(広報・ダイバーシティ担当)・附属図書館長・東北大学大学院医学系研究科発生発達神経科学分野 教授) | ||
<会長からのコメント> 日本内分泌学会指定講演の予定です。大隅先生のことは皆様よくご存じと思いますが、 当日はダイバーシティのみならず、ご自身の"脳の性差の研究"も紹介してくれます。ぜひ大隅先生の美しいプレゼンを堪能してください。 |
特別講演2
「バソプレシンの研究から日本内分泌学会としての取り組みまで ~内分泌学のさらなる発展を目指して~」 | |||
演者: | 有馬 寛 先生(名古屋大学大学院医学系研究科糖尿病・内分泌内科学 教授) | ||
<会長からのコメント> 日本内分泌学会指定講演の予定です。日本内分泌学会代表理事の有馬先生がJSPEに来てくれることになりました。 |
招請講演
「やばいぜ!セイキの大発見」 | |||
演者: | 上村 佳孝 先生(慶應義塾大学生物学教室) | ||
<会長からのコメント> 上村先生はイグノーベル賞を受賞しました。この講演、面白いこと請け合います。 |
第55回日本小児内分泌学会学術集会特別企画シンポジウム
「もっと×3 Pediatric Endocrinology always in our mind」 | |||
1)「もっと臨床内分泌力を上げよう」 | |||
演者: | 室谷 浩二 先生(神奈川県立こども医療センター内分泌代謝科) | ||
2)「もっと研究しよう・論文も書こう」 | |||
演者: | 緒方 勤 先生(浜松医療センター小児科) | ||
3)「もっと社会にも目をむけよう」 | |||
演者: | 横谷 進 先生(福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センター) | ||
<会長からのコメント> 先輩からお考えを伺い、皆様とともに日本小児内分泌学会の現状と今後について熱くdiscussionしたいと思います。 |
海外招請講演
「Molecular causes of primary adrenal insufficiency」 | |||
演者: | Prof. John C. Ackermann (Genetics & Genomic Medicine, UCL Great Ormond Street Institute of Child Health, University College London, London, UK) | ||
<会長からのコメント> Johnは遺伝性副腎疾患とDSDの分野で、診療と基礎研究の両視点における世界の第1人者です。 |
KSPE-JSPE exchange lecture
「Clinical practice guideline for precocious puberty in Korea」(仮題) | |||
演者: | Prof. Lee Ji-Eun (Department of Pediatrics, Inha University Hospital, Inha College of Medicine, Incheon, Korea KSPE) | ||
<会長からのコメント> 韓国の思春期早発症のガイドラインを概説してもらう予定です。 |
シンポジウム1
小児バセドウ病:ゆりかごからAYA世代まで | |||
1)「胎児・新生児バセドウ病を極める」 | |||
演者: | 長崎 啓祐 先生(新潟大学医歯学総合病院小児科) | ||
2)「なかなか寛解に入らないバセドウ病」 | |||
演者: | 宮田 市郎 先生(東京慈恵会医科大学小児科学講座) | ||
3)「思春期から始めたいプレコンセプションケア」 | |||
演者: | 阿部 清美 先生(東京都済生会中央病院小児科) | ||
<会長からのコメント> バセドウ病のなかでも"小児内分泌科医の誰もがちょっと困っているサブタイプ"の治療とマネージメントについてdiscussionします。 |
シンポジウム2
最初の1000日:受胎した時から肥満を考える | |||
1)「妊娠中および産後の生活介入は肥満妊産婦とその子の予後を変えるか?」 | |||
演者: | 川崎 麻紀 先生(国立成育医療研究センター) | ||
2)「Fetal Origins of Obesity:超音波を用いた新たな胎児発育評価」 | |||
演者: | 池ノ上 学 先生(慶應義塾大学医学部産婦人科学教室) | ||
3)「Adiposity rebound が早いと肥満のリスクが高くなる?」 | |||
演者: | 小山 さとみ 先生(獨協医科大学小児科) | ||
<会長からのコメント> 肥満症や糖尿病などの発症に関して最近重要視されている、"受胎からの1000日間"についてdiscussionします。 |
シンポジウム3
小児内分泌科医が知っておきたい生殖医療の cutting-edge | |||
1)「小児・AYA世代がん患者に対するがん・生殖医療の現状と課題」 | |||
演者: | 鈴木 直 先生(聖マリアンナ医科大学産婦人科) | ||
2)「クラインフェルター症候群に対するMicro-TESE」 | |||
演者: | 吉田 淳 先生(木場公園クリニック) | ||
3)「子宮性不妊女性に対する子宮移植 ~現状と課題、そして将来の展望~」 | |||
演者: | 木須 伊織 先生(慶應義塾大学医学部産婦人科学教室) | ||
<会長からのコメント> 生殖医療はIVF-ICSIのみの時代ではなくなってきました。今、小児内分泌科医が知っておきたい最新の生殖医療についてdiscussionします。 |
シンポジウム4
最近出た/これから出るガイドラインのミニマム・エッセンシャルズ | |||
1)「ガイドラインのミニマルエッセンシャルズ: プラダー・ウィリ症候群」 | |||
演者: | 川井 正信 先生(大阪母子医療センター骨発育疾患研究部門/消化器・内分泌科) | ||
2)「男性の性腺機能低下症ガイドライン2022」 | |||
演者: | 石井 智弘 先生(慶應義塾大学医学部小児科) | ||
3)「骨形成不全症」 | |||
演者: | 難波 範行 先生(鳥取大学医学部周産期・小児医学) | ||
<会長からのコメント> 日本小児内分泌学会が最近策定した、また近い将来策定するガイドラインをどのように診療に生かすかについてdiscussionします。 |
シンポジウム5
患者に還元する1型糖尿病のマネージメント | |||
1)「今すぐ始めるカーボカウンティング」 | |||
演者: | 布川 香織 先生(鎌倉療育医療センター小さき花の園小児科) | ||
2)「どんどん進化するインスリンポンプ」 | |||
演者: | 高谷 具純 先生(千葉大学大学院医学研究院小児病態学) | ||
3)「チェンジトークを喚起する「動機づけ面接」のすすめ」 | |||
演者: | 川村 智行 先生(大阪公立大学大学院発達小児医学教室) | ||
<会長からのコメント> 1型糖尿病の患者さんのQOLを高める知識と技術についてdiscussionします。 |
シンポジウム6
遺伝子解析を実際に行っている小児内分泌科医から学ぶ遺伝子検査結果の正しい解釈 | |||
1)「遺伝子variantの表記法」 | |||
演者: | 臼井 健 先生(静岡社会健康医学大学院大学/静岡県立総合病院) | ||
2)「ACMG/AMPの5-tier systemの概略と実例」 | |||
演者: | 依藤 亨 先生(伊達赤十字病院第二内科部) | ||
3)「アノテーションのためのWEBツールの紹介」 | |||
演者: | 伊達木 澄人 先生(長崎大学大学院医歯薬総合研究科小児科学) | ||
<会長からのコメント> 小児内分泌の実臨床に確実に取り入れられつつある遺伝子検査を正しく解釈するために、遺伝子診断委員会と一緒にdiscussionします。 |
シンポジウム7
小児内分泌学を学び、そして教える | |||
1)「メンティーとして学ぶ 楽しいときとつらいとき」 | |||
演者: | 池側 研人 先生(東京都立小児総合医療センター内分泌・代謝科) | ||
2)「メンティーとして学ぶこともメンターとして教えることも 中堅の悩み」 | |||
演者: | 糸永 知代 先生(大分大学医学部小児科) | ||
3)「メンターとして教える 人を残すは上」 | |||
演者: | 水野 晴夫 先生(藤田医科大学医学部小児科学) | ||
<会長からのコメント> 次世代の育成・教育は日本小児内分泌学会にとって現在(実はいつでも)喫緊の重要課題です。時代の変遷とともに、学ぶ方も教える方も変わる必要があります。その"変わるべき方向性"についてdiscussionします。 |
シンポジウム8
QQ外来でみつかる小児内分泌代謝疾患:ファーストタッチを間違えない | |||
1)「血糖・血ガス・アンモニア:意識障害やけいれん重積からみつかる先天性代謝異常症」 | |||
演者: | 中村 公俊 先生(熊本大学大学院生命科学研究部小児科学講座) | ||
2)「おっと低血糖:クリティカルサンプリングで何を調べるか?」 | |||
演者: | 依藤 亨 先生(伊達赤十字病院第二内科部) | ||
3)「DKAが来た!あわてずに、そして確実に」 | |||
演者: | 望月 美恵 先生(独立行政法人国立病院機構甲府病院) | ||
<会長からのコメント> QQ外来からいつ「小児内分泌代謝疾患らしい」と呼び出されるかわかりません。比較的経験の浅い小児内分泌科医にも"明日から使える"ファーストタッチについてdiscussionします。 |
シンポジウム9
小児内分泌学アラカルト from all corners of JSPE | |||
1)「新生児糖尿病の理解を深める」 | |||
演者: | 鈴木 滋 先生(旭川医科大学小児科) | ||
2)「これだけは知らないと損する小児期発症の内分泌腫瘍」 | |||
演者: | 佐藤 武志 先生(慶應義塾大学医学部小児科学教室) | ||
3)「日常診療でLDL-C, HDL-C, TGをどう評価するか?」 | |||
演者: | 土橋 一重 先生(塩山市民病院小児科) | ||
<会長からのコメント> 理解すると得する、知らないと損する小児内分泌学のアラカルトをdiscussionします。 |